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霊媒現象のメカニズム

①.オーラの融合と霊媒現象

☆オーラとは何か

オーラとは人体の周囲に見られる放射光のことで、聖人を描いた絵によく見かける後光のことをいう。オーラには物質次元で放射されるオーラと、霊的身体から放射されるオーラとがある。

物質次元のオーラは、人間・動物・植物などの生物の身体や、モノや写真などの物体からも放射されている。したがってオーラを出していないものはない。「サイコメトリー」という現象は、特定の物品と一体化している人の思念の履歴を、物品から放射されているオーラから読み取る能力のこと。

 

人間の肉体から発する「オーラの色彩や濃度、形状」などからは、その人の「健康状態、気性、習性等」が読み取れる。また霊体オーラからはその人の「霊的成長レベル」が読み取れる。霊界人から見れば、人間の肉体や霊体から発するオーラは、さまざまな色彩のかたまりとして映るため、この「オーラの色彩や濃度、形状」などを読み解いてその人間を判断すると言う。このようにオーラが見えて意味が読み取れる人にとっては、「(その人のオーラからは)開いた本のように、何もかも読み取らせてくれる」ことになる。

 

☆霊媒現象の一般的な流れ

高級霊からもたらされた霊界通信によれば、霊媒現象の仕組みは次のようになっている。波長という霊的バイブレーションは、高級霊(A)になればなるほど高く細かくなる。地上の霊媒(C)の波長は、肉体を持っているが故に低く粗いため、両者の波長の開きはあまりにも大きい。そのため(A)(C)は直接接触することはできないので、両者の間に“霊界の霊媒(B)”を入れることになる。

 

最初に(A)は霊界の霊媒の(B)に、通信内容を霊界の共通言語である思念(シンボル)で送る。(B)は(A)から受信した思念を地上の言語に変換するために、(C)の潜在意識を支配(“言語活動”を司る機能)して、(C)の“記憶の層”にある単語や概念を使って一つの文章を組み立てる。その際に使用する単語や概念は(C)のものなので、当然に“色付き”である。この“色付き”問題を回避するため、(B)は自身のオーラと(C)のオーラとの完全な同調を図って、潜在意識の影響を最小限に食い止めることになる。このようにして作成した通信文を、(C)の発声器官を使って地上に送り出す。

高級霊(A)と霊界の霊媒(B)は共に霊界人なので、「霊体と霊体」であり、オーラの同調は比較的容易である。しかし霊界人(B)と地上人(C)は「霊体と肉体」であり次元を異にする。そのため同調は困難を極めるため、ここに霊界通信の困難さがある。

 

もう一つの方法としては、(B)は(A)から受け取った思念の波動を下げて、いわば一種のコンデンサーの役割を果たして、(C)の潜在意識を支配する。(B)は(A)から受け取ったシンボルという思念を、(C)の「柔らかいロウ」のような潜在意識に押し当てる。その押し当てた“型”に当てはまる用語や概念を、(C)の潜在意識が“記憶の層”から自ら選び出してきて文章を作成する。あたかも(C)の潜在意識が自動翻訳機的な働きして文章を作成するかのように。このようにして現代語に変換された文章を、「霊言現象」であれば(C)の喉や口などの発声器官を使って発声し、「自動書記通信」であれば腕と手首を使って書き写す。また「霊感書記」であれば(C)の物的脳に浮き上がってきた言葉やイメージを、(C)はそのままノートに書き写すことになる。

 

☆入神状態

霊媒の入神状態は、うっすらと意識を失う段階から完全に意識を失ってしまう段階まである(→霊感書記の場合は霊媒の意識は完全にある)。霊媒によっては「自分の口でしゃべっているスピリットの話がちゃんと聞こえるのに、自分自身は何だか遠くにいる感じがする」という人もいる。

入神状態に入るときや、入神から覚める時は物的身体と霊的身体とのずれは、いまだ小さいから、当然に肉体の感覚はある。また入神中の浅い段階でも何らかの感覚は感じるが、完全な入神状態に入ってしまえば、物的身体から霊的身体に意識の焦点が移って両者の連動が切れてしまうので霊媒には何の感覚もない(→霊媒の腕にピンを突き刺しても覚醒後の霊媒は全く痛みを感じていない)。

 

☆“支配霊(通信霊)”と霊媒のオーラの融合

霊媒現象は霊媒の潜在意識を使用するので、霊媒現象の良し悪しは支配霊と霊媒のオーラとの融合具合にかかっている。支配霊の務めとして、日頃から霊媒の性格傾向を知り尽くして、支配霊のオーラと霊媒のオーラとが完全に調和するように、絶えず訓練を行うという。霊界通信によればその訓練とは、支配霊は霊媒の潜在意識と繋がった肉体機能の連携パターンをマスターして、いつでも通信霊から送られるイメージ、思想、絵画、アイディアを、地上の言葉に変えて伝えられるような準備をしておくという。霊媒現象の発達とは、支配霊のオーラと霊媒のオーラとが、「部分的な融合状態から完全な融合状態へと移行していくこと」をいう。

 

②.霊媒現象と他の現象との比較

☆霊媒現象と憑依現象との違い

霊媒体質者が同意して潜在意識を使用させるのが霊媒現象であり、憑依現象とは霊媒体質者の意思を無視して潜在意識を支配する場合をいう。

憑依現象とは幽界の下層にいる地縛霊や邪悪な意図を持った低級霊が、霊媒体質者のオーラと融合して潜在意識を支配してしまうことをいう。そして身体機能や思考機能をコントロールして、異常な行動や言動、病気を引き起こすことになる。憑依現象における地縛霊や邪悪霊の支配にも、両者のオーラの融合の度合いに応じて、軽い憑依現象から重大な憑依現象まである。

 

これに対して霊媒現象では、オーラの融合が浅い場合は、霊媒の潜在意識の支配が不十分なため霊界通信の出来は良くないが、潜在意識の支配が完全に近づけば質の高い霊界通信がもたらされる。このように霊媒現象も憑依現象も“原理的(=親和性の法則)”には同じだが逆パターンである。

霊媒体質者はありとあらゆる霊の影響にさらされており、意識の持ち方一つによって、高級霊から低級霊までその意識レベルに応じた霊と、「親和性の法則」によって繋がってしまうので、日常の意識の持ち方は重要である。

 

☆霊媒現象と睡眠との違い

覚醒時には物的身体は幽質結合体(→ダブルのこと。霊的身体はこの幽質結合体の中でゆっくりと成長していく)と一体となっている。睡眠とはこの“幽質結合体の中のエッセンス部分(→成長途上の霊的身体のこと)”が、シルバーコードで物的身体に繋がった状態で幽質結合体から抜け出ていく現象をいう。このように睡眠中は物的身体から霊的身体(→幽質結合体のエッセンス部分)が離れているので、潜在意識は活動停止状態になっており、働いていない。

 

これに対して霊媒現象は、霊媒の潜在意識は活発に働いている。霊(=通信霊や憑依霊)が霊媒の身体を操るには潜在意識を使用するのだが、眠ってしまうと霊媒の潜在意識は活動を停止して使用できない(→霊は潜在意識と繋がった肉体機能をコントロールできない)。このように霊媒現象と睡眠との違いはこの潜在意識の働きの違いにある。

 

③.霊媒と通信霊に関すること

☆霊言霊媒(C)のパターン

高級霊(A)が用意した通信内容を、霊界の霊媒(B)を介して地上の霊媒(C)の喉や口などの発声器官を使って述べる。この作業が回を追うごとに完璧になっていけば、高級霊が事前に準備した通信内容を100パーセント地上に降ろすことが出来る。

霊界人の(A)と(B)の関係は「霊体と霊体」なので容易く一体化できるが、(B)と(C)の関係は「霊体と肉体」になるので簡単にはいかない。そのため霊媒現象が発達して三者が一体化するためには長い期間を必要とする。霊界通信には「私の方はバイブレーションを下げ、霊媒の方はバイブレーションを高めます。それがうまく行くようになるまで15年もかかりました」。また(C)と(B)の一体化の訓練は(C)の出生時点から始まったとの記述もある。

 

☆霊感書記霊媒(E)のパターン

霊界人(D)は霊感書記霊媒(E)の潜在意識に用意してきた思想を思念の形で印象づける。この場合に「霊界の霊媒」が(D)と(E)の間に入っていたか否かは不明だが。

霊媒(E)の潜在意識に印象付けられた思念は、(E)の潜在意識自らが単語や綴りを記憶の層から取りだして一連の言語に変換する。その際に潜在意識が選んだ単語や綴りは、(D)が指示したこともあるが、大部分は霊媒(E)の潜在意識に任せた。このように(E)の霊感書記は、潜在意識によって行われる“翻訳(通訳)”であった。そのため次の事例にもあるように(E)の潜在意識に適当な言葉がない場合は翻訳不能となり、(D)は通信を送ることができない。

 

霊界人(D)は叙述を開始した当初、霊感書記霊媒(E)の記憶の層に天文学に関する用語がなかったので、百科事典の天文学に関する項目を読むように要請した。(D)が欲したのは天文学に関する理解ではなく用語だけであった。霊媒(E)の潜在意識は、(D)からの思念を「(Eが)それまでに仕入れた用語や教養によって」文章に変換する作業を行うのだが、その記憶の層に天文学に関する用語がなければ、(D)からの「太陽系」に関する思念を文章に変換する作業は不可能であった。

 

☆霊媒の人間性

霊媒の人間性の問題は、「霊言現象」の場合は通信内容に影響が出てくる。また物理現象の場合には、物理霊媒の霊格が低いほどエクトプラズムの質が落ちるので、物理現象そのものに影響が出る。

高級霊は「霊側と霊媒をつなぐ霊力の質は、霊媒の人間性が決定づけるのです。たとえば、地上ならさしずめ“聖者”とでもいえる高級霊が、人間性の低い霊媒を通して出ようとしても、その霊格の差のために出られません。接点が得られないからです」と述べている。日常生活で発揮されている人間性のレベルが霊能者としてのレベルを決定づけるため、霊性を高める努力が求められる。

 

なお霊界の高級霊と地上人では、霊的波長の開きが大きいため、直接地上の霊媒に憑ってくることはない。そのため霊媒が「ワシは〇〇の神であるぞ」と述べる場合や、霊媒の口調が高圧的な場合は、たいがい低級霊(→地縛霊、邪霊、幽界の下層にいる低級霊など)が憑依していると思って間違いはない。

 

④.霊媒の潜在意識の影響

☆通信は霊媒の潜在意識を使用する

霊言や自動書記通信などの霊媒現象は、ほとんどが霊媒の潜在意識を使用するので、霊媒の潜在意識の影響(→霊媒の考え方、偏見、好き嫌いなど)を全く受けない霊界通信はあり得ない。人間を道具として使う以上は、多少なりとも霊媒自身の考えが付着してしまうものだが、影響をどの程度排除できるかは支配霊のオーラと霊媒のオーラの融合具合にかかっている。両者の融合が百%であれば、霊媒の潜在意識による影響はゼロということになる。

 

☆霊媒が自分の潜在意識を述べているだけのケース

霊界通信の中には、たんに霊媒が自らの潜在意識を述べているだけに過ぎないものもある。高級霊も「霊媒の精神をしつこく支配している潜在的観念があって、それが強く表現を求めていることがある。そんな時はとりあえずその観念を吐き出させて、おとなしくさせるしかないことがよくある。時として支配霊が霊媒の潜在的観念を述べているに過ぎないことがあるのはそのためです」と述べている。

 

霊側が高尚な霊的真理を述べている時は、それに見合った霊媒の潜在意識が活発に働いている。そのような時に予告なしに世俗的な質問をすれば「たちまち意識の焦点が地上次元へと下がり、その次元で回答が出される」ことになってしまう(→意識の切り替えが間に合わずピントはずれな回答になってしまう)。霊側から世俗的な質問を受け付けると述べている場合は準備ができているから問題ない。

 

☆オーラの融合が完璧なケース

支配霊のオーラと霊媒のオーラとの融合が完璧な形になっていけば、支配霊は霊媒の潜在意識の隅々まで支配することができるので(→霊媒の霊的中枢の一つを支配霊が代用する)、霊媒が「自由にふるまえる部分(→霊媒が持っている支配的な観念が顔を出す部分)」が狭まっていくことになる。そのため霊言や自動書記の中に、霊媒の個人的な考えや好みが混入する余地が減って通信の純粋さが高まっていく。高級霊が伝えようとして準備したメッセージの内容が歪められてしまうことはなくなる。

 

☆修行不足の霊媒

潜在意識に十分な受容性が具わっていない段階では、支配霊のコントロールが十分に働かない(→両者のオーラの融合が不十分だから)。このような時に見知らぬ人を招待して交霊会を開けば修行不足で失敗するという。

また未熟な霊媒が「霊の救済活動」を行うことほど危険な行為はない。地縛霊の救済活動は高い霊能を身に付けた霊能者(→背後霊の守りが固いから。霊能者の背後に救済霊団が出来上がっているから)でなければ、逆に憑依されてしまう危険が強い。

 

⑤.交霊会に関すること

☆交霊会の参加者

霊的面から交霊会を見れば、会場に入ってほしくない霊を締め出すために(→霊的な結界を作るため)、霊界側で必要な“霊的な柵”をこしらえられるだけのエネルギーを参加者から供給してもらわなければならない。参加者全員から少しずつエネルギーを取り、それを霊界側が用意したエネルギーとミックスして、このエネルギーを支配霊は交霊会の運営のために使用する。このように「参加者全員のエネルギー」と「霊界側のエネルギー」が融合して交霊会に霊的な結界が作られる。

 

海外のある公開交霊会では、支配霊を中心とする霊団が霊媒と通信霊を取り囲んで行われる。なぜならば無分別な霊がもぐり込んできて「通信を正確に伝えるのに必要なデリケートなバイブレーションを台無しにしてしまう」から。それだけ周到に注意を払っても「その囲いの外から自分の存在を認めてもらおうとして大声で叫んでいる霊を鎮めることは出来ない」という。

霊と云えども単に肉体がないだけであってその本性は何ら変わらない。霊媒が指名した霊以外は相手にしないが、ある時、訛りの強い霊から「なあ、ねえさん、オレにもやらせてくれなよ。ほかの連中はみんなやったじゃねえか」と言われたという。霊の世界に行けばすぐに高い霊格が得られる、というわけではなく、この世の人間と何ら変わるところはない。そのためにも“霊的な柵”を作る必要があるわけである。

 

☆交霊会参加者の心得

交霊会の進行中は絶え間なく精神的エネルギーが作用しているので、出席者の想念、思念、意志、欲求、願望のすべてが通信に何らかの形で影響を及ぼすという。また参加者が特別な先入観を抱いている場合や出席者の間に不協和音があると、それが交信の障害となって霊媒と支配霊との融和を妨げることになる。交霊会の会場の雰囲気は受け身的でなければいけない。なぜなら地上側はあくまでも受信者だから。交霊会の参加者は単なるお客ではない。

 

☆レギュラーメンバーの存在意義

すぐれた支配霊による交霊会では、レギュラーメンバーは何らかの存在意義を持った者が厳選される。中にはただ出席して椅子に腰かけているだけで好影響を及ぼす人もいるという。このようなレギュラーメンバーによる交霊会では、普段からその人のオーラを通じて霊的エネルギーが供給されているため霊的に安定している。しかし初めての人ばかりの集まりだと、交霊会の環境・条件を改めて整える必要がある。

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