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健康観と病気観

①.スピリチュアリズムの健康観と病気観

☆健康観

高級霊は「健康」を「身体と精神と霊の三者の関係が健全であること。この三つの必須要素が調和のとれた状態にあること」としている。霊が主で身体が従なので、霊が正常で精神も正常であれば、身体も正常になる。神の摂理に従った生き方をすれば健康でいられる。摂理として当然にそうなると述べている。

このように真の健康とは、「霊」と「精神(意識、心)」と「身体」が調和状態にあり、これらの間の連携関係が正しく機能している状態をいう。この状態であれば人間の肉体に本来的に具わっている、自然治癒力、免疫システム、自律神経、内分泌腺のバランス等が正常に機能して、防御力が働くことによって健康が維持できるからである。

 

☆病気観

この「身体と精神と霊の三者の関係」のうち、一つでも正常に働かなくなって相互の連係がうまくいかなくなった状態、相互関係の異常を「病」という。

高級霊は「霊的なもの(→霊的生命力の枯渇)の異常が、結果として肉体に病気となって現れる」。また病気になるのは、霊的摂理に反した生き方をしているからという。このように霊と精神と身体の調和が乱れると病気になるということは、日常的に精神面における不安定感やストレスなどが原因となって、さまざまな肉体的な病が発症するという体験を通して、あるいは類推して理解できると思う。

病の発症は自分自身の努力、または霊界からの治癒エネルギーによって調和を取り戻すまでその状態が続くことになる。

 

②.病気の発症原因

ア)発症原因

☆物的なものが原因となる場合

物的なものが原因となる場合とは、不自然な生活スタイルや誤った食事、過重なストレス、過労などが原因(→いわゆる“軽い負のカルマ”のことで日常生活の中で解消できるもの)となって発症する場合のことを指す。

 

☆霊的なものが原因となる場合

霊的なものが原因となる場合の典型例として、地上でしか解消できないカルマ(→重いカルマ、大きな霊的負債)があり、それが原因となって本人に病気という形で発症している場合が考えられる。この場合は霊的法則の観点から見て、「カルマ切れ」の時期が来ていなければ治癒しない。

これ以外に霊性の未熟さの現れである「利己主義、強欲、金銭欲、自己顕示欲など」が強くなって、必要以上に物質志向となり「心の在り方」が偏ってしまい、その結果「霊、精神、身体」のバランスが崩れて、霊的生命力の流れが滞って不調和状態となり、発症する場合がある。

 

☆霊的生命力の通路が原因となる場合

これら以外に「霊的生命力の通路」が阻害されて病を発症する場合もある。例えば必要以上に心配をしたり取り越し苦労をしたりすると、これらが原因となって「霊的生命力の通路」が塞がれてしまい(→主に半物質状の幽質結合体から物的脳や肉体へのルートに問題が発生する)、その結果“物的脳や物的身体の各部位”に流れるはずの霊的生命力が枯渇して、精神的な病や肉体的な病となって発症する場合が考えられる。

人間は宇宙に遍満している霊的生命力(=霊的エネルギー)を取り込んで、それを霊体から肉体に流してそれぞれの部位を活性化させて生きているが、必要以上に心配をしたり取り越し苦労をしたりすると、それらが“霊的生命力の通路を塞ぐ阻害要因”となってしまうからである。

 

イ)発症原因の解説

☆不調和状態による発症

人間は宇宙に遍満している霊的生命力(=霊的エネルギー)を自らの中に取り込んで、それを「霊的要素(自我の本体、心、霊体)」→「半物質状の幽質結合体」→「物的要素(物的脳、肉体)」と流して行き、それぞれの部位を活性化させて地上生活を送るのが本来の姿である。しかし異常なまでの物的志向性に見られるような霊性の未熟さや、通路を塞ぐ阻害要因などが原因となって、霊的エネルギーと物的エネルギーの不調和状態が生じてしまう場合がある。その不調和状態の発生が、結果的に肉体のいずれかの部位に病となって現れる。また精神的な障害となって現れる場合もある。

 

この場合は「霊的摂理に則った生き方をする」という形で「霊的生命力の流れ」を改善すれば(→最も基本的な改善は「規則的な生活」を行って“物的バリアー”を再構築すること)、肉体に本来的に具わっている自然治癒力や免疫力などの防御力が増進されて病は治癒することになる。このような観点から見れば肉体に現れる病は結果であり、その背後には不調和状態による霊的生命力の不足の問題がある。その原因を除去することが必要になる。

 

☆精神状態と病との関係(病は気から)

高級霊は「精神状態と病との関係」を次のように述べている。例えば「怒りが脾臓を傷めることがあります。嫉妬心が肝臓を傷めることがあります。そうした悪感情が異常の原因となり、バランスが崩れ、調和が乱れます」とか、「心配ばかりしていると胃潰瘍になります。が、潰瘍部分を切除すれば心配しなくなるわけではない。ですから心配しないような生き方を教えてあげないといけない」などと。

何らかの精神的・心理的条件に起因する身体的疾患や症状を「心身症」というが、一般には胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、喘息、じんましん、高血圧などが心身症として知られている。

 

☆カルマによる発症

人間の病気には、“不調和状態による発症”以外に、カルマに基づく病気がある。

高級霊は「魂の進化が進んで完全に摂理に則った生き方ができるようになれば、病気はしなくなる」と述べている。霊的身体そのものが病気になることはないので、地上に生を受けた人間の場合は(→地上人は宇宙全体から見れば、未だに霊的摂理に則った生活ができていない、進化レベルの低い段階にある)、物的世界で「病の発症という後ろ向きの体験」を通して学ぶことになる。

 

将来的に地球の人類の霊性レベルが向上していけば、地上世界は前向きな体験を積む場に変わっていくから、病気という体験は必要なくなる。このことを「摂理に則った生き方ができる」までに霊性レベルが向上すれば、という条件付きで述べている。物的世界で病の発症という体験を通して学ぶというレベルは、霊性という観点から見れば未だに低い段階に留まっているということになるからであろう。

 

私たちは日々の生活の中で、カルマ(→ここでは霊的負債というカルマ、マイナスの因果律を指すことにする)は日常のありふれた出来事を通して働いていることを実感している。たとえば傍若無人な振舞いをしていれば人間関係がうまく行かなくなる、放蕩すれば経済的にピンチになる、暴飲暴食すればさまざまな病気を発症するなどが好例であろう。その発生した負のカルマは、現在の地上生活において、または死後の世界においても償いきれないほど大きければ、またはそのカルマが地上で償う性質を有する種類のモノであれば、次の再生人生の中で償わなければならない。

霊的負債というカルマは、本人が霊的成長を図っていくために存在するものであり、それは「蒔いた種は自ら刈り取る」という形で働く、「自己責任の原則」と同様に基本的な自然法則の一つであるから。

 

この「カルマの問題と病の治癒」との関係では「治るべき時期の到来」が重要になってくる。その人は再生人生で「苦しむことによって学ぶ」という形で霊的負債を返済している以上、霊的負債が完済されるまでは、たとえ優秀な心霊治療家といえども病気を治癒することはできない。なぜなら苦しみの中から教訓を学び取ると言う体験プログラムが終了しない前に病が癒えるとすれば、それは霊的法則に反した行為が起きたことになり、宇宙全体の霊的秩序が崩れてしまうからである。

 

③.心霊治療

☆スピリット・ヒーリングは霊界の霊医が主役

スピリット・ヒーリングとは霊界の霊医(→複数の霊医、一般には治療霊団と呼ばれる)が主役となって行い、治療師は「治療エネルギーの通路」として、患者に治療エネルギーを流す役割を担うことになる。このヒーリングでは治療師は自らの霊性を高めて、より高い治療エネルギーが流れるように霊医との一体感を深める必要がある。この治療を行う治療師を「スピリチュアル・ヒーラー」という。

心霊治療(=スピリット・ヒーリング)の目的は、患者の魂を目覚めさせて霊的覚醒をもたらすことにある。この目的に沿って霊界の霊医は働いている。

 

☆サイキック・ヒーリングは治療師が主役

治療は治療師自身が持つ“生体エネルギー(霊体エネルギー、肉体磁気エネルギー)”を使って治療を行う。治療の際に治療師の霊体エネルギーを使用する場合を「サイキック・ヒーリング」と呼び、肉体磁気エネルギーを使用する場合を「マグネティック・ヒーリング」と呼ぶ。この治療では霊界の霊医との繋がりは全くない。治療師自身が生来的に有している霊能力を強化することにのみ関心を持てばよく、治療師の霊性は問題とならない。治療師の生体エネルギーの消耗の問題がある。

 

マグネティック・ヒーリングの代表的なものは、鍼灸、指圧、マッサージ、整体、カイロプラクティックなどがある。サイキック・ヒーリングの代表的なものは、レイキ、手かざし療法などがある。気功治療はここに分類される。この治療を行う者を「サイキック・ヒーラー」と呼ぶ。

 

☆心霊治療の流れ

霊界通信によれば、心霊治療のメカニズムは次のようになる。

直接治療のメカニズムは「治療の申し込み」によってスタートする。

全体の流れは「霊医の治療エネルギー」→「治療師がコンデンサーとなって治療エネルギーの波動を下げる」→「患者の“松果体ないし太陽神経叢”を経由して、患者の全身に行き渡る」。

 

遠隔治療のメカニズムは、「治療の申し込み」によって治療師(=治療霊団)と患者との間に磁気的通路が作られる。治療師は遠隔治療の祈念を行うと、その磁気的通路を“磁気性を持った霊力”が流れて遠隔治療が行われる。

全体の流れは「霊医の治療エネルギー」→「治療師の霊体に流れてサイキック・エネルギーと合体する」「その治療エネルギーが半物質状の治療光線に転換される」「それが治療師と患者との間の磁気的な霊的通路を使って送信される」→「患者の松果体ないし太陽神経叢”を経由して、患者の全身に行き渡る」。

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