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参考、意識が拡大するとは(勉強会の資料)

この資料は勉強会で配布したプリントに、ホワイトボードを使って図解した事柄を付け加えてまとめたものです。この講義資料が『シルバーバーチの霊訓』を学ぶ者にとって、何らかの参考になれば幸いです。

 

<目 次>

1.「ダイヤモンド」をどのように理解するか?

2.パーソナリティとインディビジュアリティの関係

3.何を持って「再生一回」とカウントするか

・霊的家族から出て再び戻るまで

・幽界から再び地上に誕生するケース

4.「本来の私」と「現在の私」の関係

・「現在の私」とは

・「本来の私(客観的存在)」とは

・「拡大した私(主観的存在)」とは

<平面的に拡大する>

<立体的に奥行きを増す>

5.意識が奥行きを増して拡大していくとは

・オーケストラに譬えて説明する

ア)類魂意識

イ)拡大した類魂意識

ウ)さらに拡大した類魂意識

・梅干しに譬えて説明する

・会社の組織図に譬えて説明する

・上記をオーケストラに当てはめると

6.中心霊(=統括霊)の部分的側面

・シルバーバーチの説明

・「霊=上方からの光」

7.「拡大した類魂意識」全体の霊性レベルが向上するには

・霊的エネルギーの循環のおさらい

Aの利他的行為は中心霊の霊性向上につながる

8.理解するための挿入文言

10136ページ

・特別な使命とダイヤモンド

9.「狭義のインディビジュアリティ」から「広義のインディビジュアリティ」へ

10.「アフィニティ」について

・「アフィニティ」と「卵の黄身」の関係

・一般に言われる「アフィニティ」とは

 

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1.「ダイヤモンド」をどのように理解するか?

・シルバーバーチは再生の説明をする際に、本来の私(狭義のインディビジュアリティ)を「ダイヤモンド」に譬えて述べている。この「ダイヤモンド」をどのように理解するかにつき、シルバーバーチを学ぶ者の間には二つの考え方がある。

A説>

・ダイヤモンドとは「グループソウル(ベースとなる類魂)」のこと。したがってダイヤモンドの“相”とは、個別霊 Aのことになる。地上に再生するのはこのダイヤモンドの“相”のさらに一部分となる(ダイヤモンドの“相”の“相”となる)。

B説>

・文章の文言に捕らわれずに「ダイヤモンドは個別霊A」のことと理解する。したがって個別霊Aの一部が「ダイヤモンドの“相”」に当たる。この部分(相)が地上に再生する。シルバーバーチはB説を原則として述べているが、例外的にA説で説く場合がある。

・インディビジュアリティを「狭義のインディビジュアリティ(=ダイヤモンド:B説)」と「広義のインディビジュアリティ」の二つに分ける。「広義のインディビジュアリティ」は「類魂意識(同一霊格で親和性のある複数の個別霊が作り出す共有状態にある意識の総体)」や「類魂の延長(10137①参照)」のこと。

 

2.パーソナリティとインディビジュアリティの関係

・地上的人格であるパーソナリティとは、ダイヤモンドの“相(カット面)”のこと。「ダイヤモンド」とは「狭義のインディビジュアリティ(個別霊の意識の総体・意識全体のこと)」のこと。地上に再生するのはダイヤモンドの“相”で、前世とは別の“相”になる。そのため地上的人格の「現在の私」と「前世の私」との間には同一性はない。「狭義のインディビジュアリティ」から見て初めて同一性があると言える。

 

3.何を持って「再生一回」とカウントするか

☆霊的家族から出て再び戻るまで

・霊界の霊的家族(ベースとなる類魂)を統括している中心霊(統括霊)のJと類魂のメンバーABは、今回のAの再生について協議を行った。その結果A(ダイヤモンド、狭義のインディビジュアリティ)が再生霊となり、メンバーBが霊界からAをサポートする役目の守護霊となる(守護霊と再生霊は同一類魂のメンバーであるとの立場から述べている)。Aは自身の「〇〇〇という霊的負債の解消」と新たに「〇〇〇という体験をする」というテーマを持って、地上に再生することになった(ダイヤモンドの“相”の部分が再生する)。なお守護霊役のBAが地上に再生して、遭遇する困難や悲劇を“魂の磨き粉”にして「再生テーマ」に果敢に挑戦し、これをAはクリアして再び「霊的家族(ベースとなる類魂)」に戻ってくるまでの全期間その任に就く。

Aの再生人生で「再生テーマ」をクリアして、再び霊界の霊的家族(ベースとなる類魂)の元に戻ってくるまでを、個別霊Aの「再生期間中」とする。これを「再生一回」とカウントする(霊界の霊的家族のもとを立って再び戻ってくるまでを一回とカウントする)。シルバーバーチが「大部分の人間の再生回数は二回~四回くらい」(459⑧、最後啓示150④、個人的存在93②)としているのは、この立場から再生回数を述べているから。再生回数を「再生テーマ」の達成という観点からカウントする立場。

 

☆幽界から再び地上に誕生するケース

・しかしケースによっては、個別霊Aは再生テーマを達成できずに(再び自殺をしてしまったなど)、幽界から地上に再び生まれ出る場合がある。この場合は上記の立場から言えば、いまだ再生継続中となる。この場合のAの「地上的人格(パーソナリティ)」は前回と今回は全くの別人であるが、本来の私(狭義のインディビジュアリティ、ダイヤモンド)は同一である。いわば「一つの個体(=インディビジュアリティ:本来の私)の二つの側面(=パーソナリティ:現在の私と前世の私)」ということになる。

・このケースでは再生テーマがいまだ未達成の状態にあるので、霊界で待つ霊的家族(ベースとなる類魂)のもとには戻れない。いわば東京に住むAは、海外転勤でアメリカのニューヨークに赴任したが、仕事の関係でさらにサンフランシスコに転勤になった(Aの海外赴任はいまだ継続中)、という事例に似ている。このようにAの「再生テーマ」はいまだ継続中となっているため、守護霊Bの任務も引き続き遂行中となる(霊的家族のもとに帰還して初めてBの任務は解除になるから)。

 

4.「本来の私」と「現在の私」の関係

☆「現在の私」とは

・地上的人格であるパーソナリティのこと。

・上記のB説に立てば、ダイヤモンドの“相”のことになる。

 

☆「本来の私(客観的存在)」とは

・個別霊である私(狭義のインディビジュアリティ、ダイヤモンド一個分)には、存在面から見た「客観的存在(本来の私)」と、意識面から見た「主観的存在(拡大した私)」の二つの面がある。この項目では存在面から見た「客観的存在」を考える。

・「本来の私」とは「狭義のインディビジュアリティ(個別霊の意識の総体、意識全体)」の存在面のこと。上記のB説に立てば一個の「ダイヤモンド」のことになる。

・この「本来の私:A」が因果律の責任の主体となる。前世に於いて霊的負債(マイナスのカルマ)を作った場合は「本来の私:A」が自らそれを償う。他の客観的存在の個別霊のBCDが償うことはない(霊界には連帯債務の制度や免責制度はない)。

・永遠の進化の途上において「本来の私:A」という存在は消滅してしまうことはない。永遠に客観的存在を保ち続ける(シルバーバーチは神人合一を否定する:新啓示163⑬)。霊性レベルのアップにより、客観的存在の個別霊が持つ個人的存在は次第に薄れてきて、個性が表面に現れる「個性化の道(神の属性が強まっていく道)」を一段と強めていく。

・客観的存在としての個別霊は、何らかの形態に宿って自我を表現している。地上では肉体に(肉体という物質を維持するため、必然的に他の肉体との衝突が発生するが)、中間境では中間物質に(幽質結合体、接合子などの名称がある半物質の形態)、幽界では幽体に、霊界以上の世界では「なんらかの霊的身体に、光や色彩などに」。これらの形態を通して自我を表現していく。

 

☆「拡大した私(主観的存在)」とは

・個別霊である私(=狭義のインディビジュアリティ)を存在面からではなく、意識面から見た場合を「拡大した私(広義のインディビジュアリティ)」とする。この意識状態は二つの面から表現できる。

 

<平面的に拡大する>

・一つ目は個別霊の意識が「平面的に拡大する意識状態」のこと。この意識とは「同一霊格で親和性のある複数の個別霊」によって作り出される「共有状態にある意識の総体」のことで、「ベースとなる類魂意識」のことになる(個別霊ABCDが作り出す意識)。

・同一霊格であるため「本来の私:A」の意識は平面的に拡大する。

 

<立体的に奥行きを増す>

・二つ目は個別霊の意識が「立体的に奥行きを増す意識状態」で、さまざまな霊性レベルにある霊の集団を含んだ「潜在意識の深奥」のこと。

これを後記記載の「会社の組織図の譬え」を用いて説明する。TRJを経由してAの意識に入って行けるので、Aから見れば「神→〇→〇→TRJA」の道筋は「上方からの光」の流入経路となり、Tから見れば「TRJA」は意識が次第に深化して行く流れとなる(Tから見ればAは意識の深奥にあたる)。

・マトリョーシカ人形というロシアの民芸品がある。Tというマトリョーシカ人形の中には少し小ぶりで同型のR人形が、R人形の中には少し小ぶりで同型のJ人形が、J人形の中には少し小ぶりで同型のA人形が入っているという具合に。

ここからTの大きな意識の中には、RJAといった霊的レベルの異なる意識が段階的に包み込まれていることが分かる。A人形はT人形の体内奥深くに入っているので、AはまさにTの意識の深奥となる。

・シルバーバーチは「一人の支配霊がいくつかの類魂を従えていることがある。それを“延長”と呼びたければそう呼ばれて結構です」(10136⑭~137①)と述べて、このような表現で「拡大した類魂」を説明している。

 

5.意識が奥行きを増して拡大していくとは

・この場合の意識の拡大とは、主観的存在である「拡大した私」の意識が、立体的に奥行きを増すことで「潜在意識の深奥」のこと。この意識状態を「オーケストラに譬えて」「梅干しに譬えて」「会社の組織図に譬えて」順次説明する。

 

☆オーケストラに譬えて説明する

・オーケストラの楽器の編成は「弦楽器(バイオリン、ヴィオラ、チェロなど)」「木管楽器(フルート、オーボエ、クラリネットなど)」「金管楽器(トランペット、トロンボーン、ホルンなど)「打楽器(ティンパニ、シンバルなど)」などの「管弦楽」によって構成されている。ベートーベン第九交響曲、第四楽章(歓喜の歌)では、さらに独唱(ソプラノ・アルト・テノール・バリトン)と四部合唱(ソプラノ・アルト・テノール・バス)の「声楽」が加わる。

・この項目ではバイオリンの音色は、オーケストラ全体の音色にどのように調和していくのか、という点から「類魂意識」「拡大した類魂意識」「さらに拡大した類魂意識」を説明する。

 

ア)類魂意識

・バイオリン奏者である個別霊Aは、バイオリン奏者の個別霊BCDとグループを作って演奏した。四人が奏でる調和のとれたバイオリンの音色にAのバイオリンはとけ込んだ。この状態が個別霊の意識が平面的に拡大する「類魂意識(同一霊格で親和性のある複数の個別霊が作り出す共有状態にある意識の総体のこと)」である。

 

イ)拡大した類魂意識

・バイオリン奏者ABCDのグループは、霊性レベルの異なる「弦楽器」「管楽器」「打楽器」と一緒に演奏して、オーケストラが作り出すハーモニーの中にとけ込んだ。この状態が個別霊の意識が立体的に奥行きを増す「拡大した類魂意識(管弦楽という霊系を同じくする多様な霊格の個別霊が作り出す意識の総体のこと)」である。

 

ウ)さらに拡大した類魂意識

・今回バイオリン奏者ABCDのグループは、「声楽」という霊系の異なる集団と一緒にベートーベン「第九交響曲の第四楽章」を共演することになった。この共演でバイオリンの音色は「管弦楽」と「声楽」が作り出す壮大な音色の中にとけ込んだ。この状態が個別霊の意識が立体的に奥行きを増す「さらに拡大した類魂意識(多様な霊系の多様な霊格にある意識の総体のこと)」である。

 

☆梅干しに譬えて説明する

・私という自我は「霊+意識(霊の外皮)」のことである。これを「梅干し」に譬えて説明すると「霊(神の分霊)=梅干しのタネ」と、その「霊」の顕現の場である「意識(霊の外皮)=梅干しの果肉」から成り立っている。また「霊」の顕現の度合いを「梅干しの果肉の完熟度」で表すと、「霊性レベル(霊の顕現度合い)」の低い霊は完熟度が低い梅干しであり、「霊性レベル」の高い霊は完熟度が高い梅干しとなる。

・シルバーバーチが述べる「霊」と「魂」の関係に当てはめれば、「霊」とは「上方からの光(神の分霊、梅干しのタネ)」であり、これが顕現の場である「意識(霊の外皮、梅干しの果肉)」に滲み出てくる。「魂」とは、「霊」と「霊の顕現の場」である「意識(霊の外皮)」の双方を含めた「狭義のインディビジュアリティ(梅干しのタネと果肉、梅干し一個分)」のことになる(ここでは「魂=自我の本体」として用いている)。

個別霊の霊格の差は「霊(神の分霊、梅干しのタネ)」が「意識(霊の外皮、梅干しの果肉)」にどの程度顕現しているか、梅干しの完熟度の割合によって生じる。

 

☆会社の組織図に譬えて説明する

・第一営業部の第一課に所属するABCDは第一課長Jによってまとめられているので、言い換えればABCDは中心霊Jの魂の部分的側面(Jの分霊)となる(この部分がベースとなる類魂)。

第一課長Jや第二課長Kや第三課長Lは、第一営業部長Rによってまとめられているので、言い換えればJKLは中心霊Rの魂の部分的側面(Rの分霊)となる。シルバーバーチは「一人の支配霊がいくつかの類魂を従えている。それを“類魂の延長”と呼ぶ」と述べている(10136⑭~137①)。これは中心霊R(第一営業部長)がその傘下にJKLといった複数の課(ベースとなる類魂)を従えている構図と同じである。この状態を、J(第一課)を中心霊とした“ベースとなる類魂”の延長と言った。

さらに第一営業部長Rや第二営業部長Sは、上席の営業担当取締役Tによってまとめられているので、RSは中心霊Tの魂の部分的側面(Tの分霊)となる(さらなる“類魂の延長”のこと)。

・このように考えれば営業担当取締役Tの主観的存在たる「意識(奥行きを増した拡大した私)」は、第一営業部長RTの分霊)や第一課長JRの分霊)を経由して、意識の深奥にあるAの自我の本体たる「霊」の中に入って行ける。

ここからAは「より大きな自我(第一営業部)」の一側面(Rの分霊、類魂の延長)、営業部という大きなインディビジュアリティの部分的側面(Tの分霊、さらなる類魂の延長)、会社全体を統括する社長(会社という組織では神と同等の権限を持つ)の部分的側面となるので、Aは「神の分霊である」となる。

 

☆上記をオーケストラに当てはめると

・個別霊たるバイオリンはオーケストラという大きな集団の一員であり小さなパーツである。このバイオリンが“指揮者(神)”のもとで一つの楽曲を演奏する。この場合にバイオリン奏者Aの演奏技術の向上は、ABCD という“ベースとなる類魂(バイオリン奏者のグループ)”の演奏技術の向上に繋がる。さらに他の「弦楽器」「管楽器」「打楽器」といったグループや、「声楽」といった異なったグループ(類魂の延長、さらなる類魂の延長)とのハーモニーの質を高めることにもなる。

このようにしてバイオリン奏者Aの技術の向上は、最終的にはオーケストラが醸し出す調和のとれたメロディーを作り出すことに貢献する(Aは指揮者の魂の部分的側面だから。つまりAは神の分霊だから)。

・ここから個別霊A(バイオリン奏者)の地上生活における日々の努力は、A個人の霊性の向上だけに留まらず、最終的にはオーケストラ全体のレベルの向上にも繋がっている。このように考えると地上生活の重要性が明白となってくる。

 

6.中心霊(=統括霊)の部分的側面

☆シルバーバーチの説明

・シルバーバーチは「あなたも他の分霊も一個の中心霊の側面です(457①)」「個々の霊は一つの中心霊の構成分子458⑧)」「われわれは、見せかけは独立した存在ですが、霊的には一大統一体を構成する部分的存在です(746⑭)」と述べている。

 

☆「霊=上方からの光」

・上記個別霊Aの「霊(梅干しのタネ)」には、ダイレクトに「神」が入っているのではない。Aと神の霊格の差から考えてもあり得ない(シルバーバーチとバーバネルの間に霊界の霊媒を入れたように)。説明のしやすさから表現しているに過ぎない。

・「ベースとなる類魂」のメンバーである個別霊ABCの自我の本体の「霊」には、霊格の差によって作られたヒエラルキーのそれぞれのポジションにいる高級霊の魂が、あたかもマトリョーシカ人形のように段階的に組み込まれている。

Aの「霊」の部分には、中心霊J自身のインディビジュアリティが丸ごと入っている(梅干しのタネと果肉)。そのため「ベースとなる類魂」のメンバーであるABCは“中心霊Jの魂の部分的側面(Jの分霊)”となる。個別霊ABCの「霊」の顕現の度合いは、中心霊Jの意識レベルが上限となる(なぜならJの部分的側面だから)。

ここから究極の神の意志は、ヒエラルキーのそれぞれのポジションにいる高級霊の「霊」の中を「神→〇→〇→TRJA」という具合に流れていくため、ABCにとっては各自の「霊」に入っているJの魂は「上方からの光」となる。

・会社の組織図と梅干しを組み合わせれば次のようになる。

個別霊Aの梅干しのタネには、中心霊(=統括霊)である「第一課長Jの梅干し(インディビジュアリティ)」が入っている。さらに「第一課長Jの梅干しのタネ」には、より上位の中心霊である「第一営業部長Rの梅干し(インディビジュアリティ)」が入っている。同様に「第一営業部長Rの梅干しのタネ」には「営業担当取締役Tの梅干し(インディビジュアリティ)」が入っており、「営業担当取締役Tの梅干しのタネ」には「社長の梅干し(インディビジュアリティ)」という具合に。

このようにAの梅干しのタネは、最終的には「社長(=神)」の意志に行き着くため「上方からの光」となる。

 

7.「拡大した類魂意識」全体の霊性レベルが向上するには

☆霊的エネルギーの循環のおさらい

Aは「他者(人間、動物、植物等)」に対して利他的行為をすることによって、宇宙に遍満している霊的エネルギーをAの「霊(魂の窓)」から取り込んで(実際にはそれぞれのポジションにいる中心霊を経由して流れてきたものを取り込んで)、それを「霊的要素(霊の心、霊体)」から「中間物質(幽質結合体、接合子などの名称で呼ばれている半物質)」を経由して、「物的要素(物的脳、肉体)」に流し込む。その霊的エネルギーはAの利他的行為によって他者に流れていく。

Aは他者に対して利他的行為を継続して行った。これによって本来の私(狭義のインディビジュアリティ、梅干し)である「意識(霊の外皮)=霊が顕現する場所、梅干しの果肉」に、「霊(梅干しのタネ)」の顕現がより一層進んで、Aの霊性は向上した(梅干しの完熟度が増した)。

 

Aの利他的行為は中心霊の霊性向上につながる

A(課員)とJ(第一課長)の関係

Aの自我の本体である「霊(梅干しのタネ)」には、Jの意識(狭義のインディビジュアリティ、梅干し丸ごと)が入っている。

シルバーバーチが言うように、Aは「一個の中心霊(J)の側面、構成分子、部分的存在」である。Jは霊的エネルギーをAの自我の本体である「霊(魂の窓)」に流すことで、Jの「霊」は一層顕現を増すことになる(Jは一種の中間管理職という立場で利他的行為を行ったから)。なぜならAは中心霊Jの構成分子なので、霊的エネルギーの増大によるAの霊性向上はJの「霊」の活性化につながるから。

 

J(第一課長)とR(第一営業部長)の関係

 Jの意識(狭義のインディビジュアリティ、梅干し)レベルが向上するということは、より一層「霊」の顕現が増したということである。Jの「霊」には上位の中心霊Rの意識(狭義のインディビジュアリティ)が入っている(Jはより上位の中心霊Rの構成分子)。Rは霊的エネルギーをJの自我の本体の「霊」に流すことによって、R自身の「霊」も一段と活性化する。この流れが次々と繰り返されて、最後は「社長(神)」に行き着く。

 

Aの利他的行為は「拡大した類魂」全体の霊性向上につながる

このように“地上的人格たるA(ダイヤモンドの相)”の利他的行為は、“個別霊A(ダイヤモンド)”のインディビジュアリティの向上に留まらず、「ベースとなる類魂仲間(ABCD)」の意識の向上にもなる(BCD は“地上的人格たるA”の体験を共有して霊性向上を図るから)。ひいては中心霊の霊性レベルの引き上げにもつながる(R部長が取り纏めている第一営業部の“業績”アップ、さらにはT取締役が取り纏めている営業部全体の“業績”アップにつながる)。

 

8.理解するための挿入文言

10136ページ

10136ページ後ろから3行目の「ダイヤモンド」とは個別霊のことであり、「インディビジュアリティ」は類魂意識のこと。

10136ページ後ろから2行目の「例えば」の前に「このインディビジュアリティが類魂意識、つまり同一霊格で親和性のある複数の個別霊が作り出す共有状態にある意識の総体のことです。さらにこのインディビジュアリティを拡大して考えて見ましょう」の文言を挿入すると全体の理解がし易い。

 

☆特別な使命とダイヤモンド

・ベースとなる類魂のメンバーABCDは中心霊Jの魂の部分的側面である。ABCDの自我の本体の「霊=梅干しのタネ」には、中心霊Jの「狭義のインディビジュアリティ=梅干し一個分」が「分霊という形」で入っている。

・個別霊Aが再生する場合には、本来はダイヤモンドの“一つの相”のみを携えて誕生するのだが、特別な使命がある場合はAはダイヤモンドの複数の“相”を携えて地上に誕生する。一般人の“一つの相”と比較すれば、地上的人格が“複数の相”から成り立っている人の魂は、より大きいと言える。

 

9.「狭義のインディビジュアリティ」から「広義のインディビジュアリティ」へ

・個別霊の“狭義のインディビジュアリティ(個別霊の意識の総体、意識全体)”は次のような流れで“広義のインディビジュアリティ”へと拡大していくことになる。

・「個別意識:個別霊のインディビジュアリティ」→「類魂意識:複数の個別霊が作り出す共有状態にある意識の総体(営業第一課、ベースとなる類魂)」→「拡大した類魂意識:霊系を同じくする多様な霊性レベルにある意識の総体(同一霊系を営業部全体に譬える)」→「さらに拡大した類魂意識:多様な霊系の多様な霊性レベルにある意識の総体(多様な霊系を営業部、管理部、製造部、配送部などの会社の組織に譬える)」へ拡大して行く

 

10.「アフィニティ」について

☆「アフィニティ」と「卵の黄身」の関係

・“ベースとなる類魂(A、B、C、D)”から再生する個別霊は一つのみである(458②、語る314⑧)。例外的に「アフィニティ」がある。これは二つの地上的人格は一つの魂(狭義のインディビジュアリティ、本来の私)の半分ずつという場合である(個別霊Aの地上的人格A1A2)。

 

・卵を「狭義のインディビジュアリティ」に、卵の黄身を「地上的人格(パーソナリティ)」に例えて「アフィニティ」を説明する。地上に誕生するのは、「一個の卵(狭義のインディビジュアリティ)」につき「黄身(地上的人格、パーソナリティ)」は一つのみである。卵の中には例外的に黄身が二つある「二黄卵(におうらん)」が存在する。この「二黄卵」と同様に「地上的人格(パーソナリティ)」が二つある特殊なケースがあり、これが「アフィニティ」である。

 

☆一般に言われる「アフィニティ」とは

・この世で日常的に使われる「アフィニティ」を霊的観点から見るとどうなるか。

本来の意味での「アフィニティ」は「二黄卵」なのでめったに存在しないが、相思相愛のカップルはこの世に数多く存在する。思うにその多くは同じ霊系(第一営業部)に属する近隣の「ベースとなる類魂」を母体として(例えば第一営業部の第一課のXとお隣の第一営業部の第二課のYという具合にして)、再生してきた個別霊(狭義のインディビジュアリティ)であり、このような個別霊XYの地上的人格(ダイヤモンドの“相”)が一緒になった場合ではないだろうか。

・個別霊どうしが持つ霊的な距離感が(=出身母体の「ベースとなる類魂」どうしの遠近の違い)、この世における人間関係に微妙に影響し合っているのではないだろうか。

 

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